ブログ6号(幸山と福山、2つ合わせて幸福?の山)
<今回のテーマ>
・岡山百名山(福山;岡山県総社市清音)
・歴史(山城址;幸山城、福山城、南北朝動乱;福山合戦)
岡山は実は山城跡が多いんですね。せっかく岡山にいるのだから、山城跡を廻ってみましょう。タイトルの通り、山城があった山にしては幸福というのはイメージがかなり違いますね。特に福山城は建武の新政に反旗を翻した足利尊氏が、一旦九州に敗走した後力を蓄え、再度後醍醐天皇方(新田義貞軍)に闘いを挑み、この岡山でも争いを繰り返しているのですが、その中で足利軍が新田軍に大きく勝利した福山合戦(1336年)の舞台として有名なんです。福山合戦は尊氏の政権(室町幕府)樹立に向けて、この後どんどん優勢になっていったという重要なターニングポイントになっています。
まずはゆうゆう広場(総社市清音)からスタートします。
案内図がありました。古墳群へは行けないようです。
解説です。
地図はこちらの方がわかりやすいかな。幸山経由福山へ行きます。
遊歩道入口に着きました。低山特有なのですが、意外に道がいくつか分かれていて、迷ってしまうほどだった。
幸山と福山の分岐
幸山(170M)につきました。ここに山城があったのでしょう。
またまた解説です。この城は戦国時代毛利氏の山城だったようです。秀吉の備中高松城の水攻めで、切腹させられた清水宗治も一時居城していたらしい。
幸山頂上からの景色。確かに見晴らしがよく、山城にはうってつけです。
吉備路方面です。真ん中にあるのが作山古墳。この写真の右中あたりを拡大すると。
備中国分寺五重塔と最上稲荷の大鳥居が見えるのわかります?
紅葉もきれいですね。
天気も良く最高だ。
幸山頂上から福山を仰ぐ。さあ福山に向かいましょう。
少し離れた所から幸山を振り返ると、確かに山城があったような感じですね。
福山へ向かう途中、水場がありました。備中国山手名水と書いてある。
大きな岩がありました。落ちそうで怖い。
その岩の上に木が生えていました。
珍しい色なのでパチリ(ムラサキシキブか)
赤い実がたくさんありました。
冬って感じですね(ソヨゴか)。
頂上手前に福山城の土塁跡がありました。手前は空堀。
井戸跡です。
福山頂上(302.4M)に着きました。三角点です。
頂上からの景色
金甲山と思われる。
福山合戦の碑。福山城は天皇方である新田軍の武将大井田氏経が守っていたが、尊氏の弟足利直義に攻められ、落城した。
福山頂上は広々として、確かに山城があった感じだ。土塁跡と空堀。
福山合戦の碑がたくさんあった。
門跡です。
狛犬がいました。
狛犬を献上したのは大井田氏の子孫か?
頂上の案内図です。
この福山城祉は山陽新報社(山陽新聞の前身)が選出した岡山十勝地の1つだったとある。
拡大すると、昭和10年とあるので、戦前に選ばれている。
下山途中にようやく花が一輪。スミレかな?
駐車場に降りてきました。紅葉がきれいですね。
追記 備中国分寺辺りからの風景。右が幸山、左が福山です。
・岡山百名山(福山;岡山県総社市清音)
・歴史(山城址;幸山城、福山城、南北朝動乱;福山合戦)
岡山は実は山城跡が多いんですね。せっかく岡山にいるのだから、山城跡を廻ってみましょう。タイトルの通り、山城があった山にしては幸福というのはイメージがかなり違いますね。特に福山城は建武の新政に反旗を翻した足利尊氏が、一旦九州に敗走した後力を蓄え、再度後醍醐天皇方(新田義貞軍)に闘いを挑み、この岡山でも争いを繰り返しているのですが、その中で足利軍が新田軍に大きく勝利した福山合戦(1336年)の舞台として有名なんです。福山合戦は尊氏の政権(室町幕府)樹立に向けて、この後どんどん優勢になっていったという重要なターニングポイントになっています。
追記
by yamaore
| 2013-12-16 04:40
| やま