ブログ2号(船から船への山行 その2 船通山)
<今回のテーマ>
・中国百名山(島根と鳥取の県境)
・花(カタクリ)
・歴史(古事記、スサヲノ命の八岐の大蛇退治)
船から船への歴史山行2日目。船通山(せんつうさん)に登ります。古くは鳥髪(とりかみ)の峰と呼ばれていた。古事記にスサノオヲノ命の八岐の大蛇退治&嫁取り(クシナダヒメ)の舞台として載っていた。船上山は後醍醐天皇の時代だが、こちらは神話の時代です。わくわくプールからスタート(プールと言っても温泉。ここが源泉かな。湯気が立っていた)。
鳥上滝コースから登ります。しばらくは林道歩き。
林道を30分歩いて、ようやく登山口
サルナシの木
水が豊富な山
頂上付近でカタクリの花に初体面。これからはカタクリラッシュです。
顔を隠しているみたい
頂上はカタクリの群生。すごいの一言。
一面カタクリの群生で、まさに満開という感じ。頂上で地元のオジサンが、「今年は4/29が満開日であったが、その後天候が悪くなり気温が下がった。そのせいで、花が閉じたままになり保存され、今日5/5天気が回復したので、一気に再度開花した。」と言っていた。まさにラッキー。
山頂にはスサノヲノ命が八岐の大蛇を退治したときに尾から出てきた剣「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)(=草薙剣(くさなぎのつるぎ))出顕之地」の碑が立つ。スサノヲはその草薙剣を姉であるアマテラス大御神に献上した。ゴールデンウイークで人が多い。
水平道です。タタラ製鉄における「カンナ流し」の水路を利用して作られた。八岐の大蛇伝説は本によると斐伊川(船通山は斐伊川の源流である赤川と紅川を抱える)の様子がモデルになっているそうです。過去からこのあたりの山は鉄の産地で山肌や川が赤くなっていて(だから赤川と呼ぶ)、氾濫も多く恐れられていたことが元になっているようですが、私はこの辺りにマムシが多い事が原因でできた神話ではないかと勝手に想像しています。
ネコノメソウ ミヤマカタバミ
ミヤマカタバミ
亀石コースの登山口に降りてきました。亀石谷はスサノヲが大蛇に酒を飲ませる石甕があったところから甕石谷と呼ばれたそうです。
製鉄工場の跡です。 スタート地点の分岐点へ降りてきました。お疲れ様。さあ斐之上温泉に入ろう。ぬるぬるしたお湯でした。
船通山の遠景 山名の由来は日本書紀や風土記にスサノオが船でこの地にきたと記載があることが元であろう(古事記には船に関しては記載がない)。
・中国百名山(島根と鳥取の県境)
・花(カタクリ)
・歴史(古事記、スサヲノ命の八岐の大蛇退治)
by yamaore
| 2013-06-23 22:42